葵セントラル病院
〒444-0836
愛知県岡崎市中田町7-7
TEL:0564-53-7815
FAX:0564-54-9609
HEMODIALYSIS人工透析
建物2Fに位置し、西棟透析ベッド41床・東棟透析ベッド40床と分かれており、透析ベッド総数81床となっております。透析スペースでは、プライバシーを保ちつつ透析中も快適に過ごしていただけるよう配慮した設計となっています。各患者さんに適した透析処方を考え病状に応じた至適透析を提供し、安全・平等な医療・看護ができるよう、チーム医療に力を入れ、患者さんと共に歩み、喜びを分かち合えるよう一層努力と進化をしていきます。
また、治療に関する不安や生活面での心配事等、何でもご相談ください。透析室の見学案内も承っておりますのでご希望の方はお気軽にお問い合わせください。
※尚、透析室東棟には個室があり、感染対策も重視し、安心・安全な治療環境を提供致します。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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広々とした透析室
広々とした透析室で透析時間をゆとりをもって過ごしていただけるよう配慮しています。
30床の入院病棟
10対1の急性期病棟であり、体調不良時の入院やシャント手術後などの短期入院にも対応可能です。入院時の入院準備の負担を減らすため、パジャマや生活用品が使用できる入院セット(有料)を導入いたしました。
バスキュラーアクセスセンター
当院は、バスキュラーアクセスセンターを備えており、PTA(シャント血管拡張術)を施行しています。シャントの造設、急なシャントトラブルへの迅速な対応が可能となっております。
1人1台のテレビを設置
透析の間、少しでも快適に過ごしていただけるように、無料でテレビの視聴ができます。
間接照明
透析中はやわらかな間接照明により、リラックスした環境でお過ごし頂けます。
駐車場
外来透析に自家用車で通院される患者さん専用の駐車場を備えております。
感染対策個室
当院では陰圧感染隔離室とゾーニングにより感染拡散防止対策を行なっております。
空調について
透析室の空調は、直接風の当たらない空調システムを導入しています。快適な空間を提供します。
葵セントラル病院では下記の手順で事前見学を受付しております。
・患者さん、又は他の医療機関より問い合わせ(事前にFAX等で診察情報、透析条件等を送っていただきます。)
・当院見学日をご連絡致します。
・当院説明・透析室の見学に来院していただきます。※送迎利用希望者は送迎同意書にサインしていただきます。
・透析開始日・曜日・時間帯をご相談の上決定致します。
当院では治療をお受けいただいている透析患者さん、又はそのご家族様の通院へのご負担を少しでも軽減するために、ご希望いただいた患者さんに無料の送迎サービスを行なっております。
・数名の患者さんの乗り合いでのルート送迎となりますので送迎時間、送迎ルートなどはこちらで決定させていただきます。(車椅子での乗車も可能です。ご相談下さい。)※送迎利用時は必ず送迎同意書が必要となります。
・台風、大雪、地震などの自然災害時にやむなく送迎車が運行できない場合があります。
・感染予防のため、発熱(インフルエンザ)など感染症の治療中・体調不良時は乗車をご遠慮いただく場合があります。
・道路状況などにより、指定の時間より遅れる場合もあります。
・お盆、年末年始の送迎は致しておりません。
厳重な透析液の管理
透析治療において透析液の洗浄化は、各種透析合併症の発症を抑制するために非常に重要なポイントとなります。
当院では、臨床工学技士が定期的にエンドトキシン測定、生菌培養を実施し、菌の繁殖が無いよう厳重にチェックを行っています。
オンラインHDF
患者さんの多様なニーズに対応し、より質の高い医療を提供できるようオンラインHDFの専用機器を導入しています。
下肢のイライラ感、痒みなどの自覚症状や血圧低下等の軽減・緩和が期待できます。
ボタンホール穿刺
透針先が鋭利でなく鈍な専用針を使用し毎回同一部位に穿刺する方法。メリットも多く、患者さんの穿刺に対する苦痛を少しでも和らげることが出来ればと思い導入しています。
管理栄養士による栄養指導
透析患者さんにとって食事療法は合併症のない透析生活を続けていくためにも、非常に重要です。制限の範囲内で、少しでもご自分の嗜好に合わせた食事を考え、工夫、選択できるようにお手伝いします。
毎日の食事でお困りなことや悩んでいることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
連携の取れた看護体制
当院では、連携をとり合いながら透析中のケアを行なっています。
また患者さんの病状の変化を見逃さないように受け持ち制を取り入れ、安心して過ごしていただける体制を整えています。
近年、糖尿病から透析治療を受ける患者さんが増加し、同時に足病変を患う患者さんも少なくありません。
動脈硬化により血液の流れが悪くなることで、痛み、しびれ、冷感などのさまざまな症状が現れます。
このような症状を放置し、虚血が進行すると、小さな傷より感染を起こしやすくなり、下肢壊死や場合によっては下肢切断に至るケースもあります。
また、巻き爪や水虫などから小さな傷を作り、炎症を起こしてしまうこともあります。
このような状態を未然に防ぐため、当院では全ての患者さんの足をチェックし、ひとりひとりに合わせた検査やケアを行ない、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)をはじめとし、さまざまな足病変に対し、合併症の予防、異常の早期発見、早期治療に努めています。
フットチェックシートを用いて個々の足の状態を観察し、患者さんご自身でできることのアドバイスや指導、ケアを行なっていきます。例えば巻き爪、鶏眼(うおのめ)、胼胝(タコ)、創傷、足・爪白癬(水虫)などを観察しケアを行ないます。
下肢の血流も重要なため、SPP(皮膚潅流圧)、ABI(足関節/上腕血圧比) による定期的な検査などを行ないます。
状態の変化を継続的に観察することで足病変の早期発見につなげ、重症化予防に役立てています。
爪切り
視力低下や、自分で爪切りができない方に対し爪のケア、爪切りの説明を行ないます。
角質削り
足の変形や、足に合わない靴を履くことや、歩き方の癖などが原因で皮膚が厚くなり、鶏眼(うおのめ)、胼胝(タコ)ができます。こうした肥厚した部分を定期的に削ります。
その他
傷や潰瘍などの処置を行ないます。
テーピングや巻き爪クリップを装着し、巻き爪の矯正をします。
治療上、専門機関へ紹介をすることがあります。
一般レントゲン検査
一般撮影では、エックス線を用いて胸部や腹部、骨格系といったさまざまな撮影を行なっています。
また、透析患者さんの基準体重(ドライウェイト)を決める指標とするため、定期的に胸部エックス線撮影を行なっています。
CT検査
脳梗塞や脳出血など頭蓋内の異常や病気をはじめ、肺や肝臓、腎臓、胆のう、膵臓など全身のさまざまな部位の精密検査として行なわれています。
心臓超音波検査
心臓の大きさや動き、血液の流れをみる検査です。狭心症、心筋梗塞などの心疾患の診断に役立ちます。
透析患者さんの場合、体内に水分が溜まって心臓に負担がかかっていないかなどを調べることができます。
腹部超音波検査
肝臓、腎臓、脾臓、胆のうなどの腹部内臓器の病変を診断するために有用な検査です。
頸部超音波検査
透析患者さんにとって二次性副甲状腺機能亢進症のコントロールはたいへん重要です。二次性副甲状腺機能亢進症では、骨代謝障害(繊維性骨炎)により、関節痛が生じたり、骨折しやすく変形などをきたすこともあります。
頸部超音波検査では、副甲状腺の大きさを確認し、内服薬コントロールの指標にします。
PWV/ABI動脈硬化測定
ABI検査とPWV検査は、手と足の血圧の比較(足関節上腕血圧比)や脈波の伝わり方(脈波伝播速度)を調べることで、動脈硬化の程度を数値として表したものです。
この検査を行うことにより動脈硬化の度合や早期血管障害を検出することができます。
骨塩定量測定検査
主に骨粗しょう症の診断に使用される検査で、骨密度を測定します。
血液検査
血液中の電解質であるNa(ナトリウム)・K(カリウム)・Cl(クロール)が測定できます。
Na:体の水分を調節する働きがあります。ナトリウムが高いと、むくみや高血圧の原因になります。
K:神経や筋肉のはたらきに関係しています。高すぎると不整脈など心臓に悪影響があります。
Cl:多くがナトリウムと結合しており、体内の水分量やpHの調節をしています。
心電図
12誘導心電図とも呼ばれ、心臓の拍動に伴っておこる微細な電位変動を記録します。
心筋梗塞・狭心症・不整脈などの検出ができます。
皮膚潅流圧測定(SPP)検査
皮膚の表面の小さな血管の中の血液の流れを調べます。これにより下肢の閉塞性動脈硬化症を早期に発見することができます。また、この検査ではABI検査で発見できない動脈硬化を検出することができますので、早期治療に役立てることが可能となります。
当院では旅行や帰省、出張などで近郊へ来られた方の臨時透析を受け入れております。
ご希望に添えるよう対応させていただくため、前もっての連絡をお願いいたします。
お問い合わせは月~土曜 9:00~16:00までです。
・当院へ電話連絡し、日程をお知らせください。
・現在治療を受けている医療機関より診療情報・透析条件をFAXしていただきます。
・当日は各種保険証や各種手帳をお持ちください。
当院では、患者さんやそのご家族からのご相談・苦情などに適切に対応する受付窓口として「相談室」を設置しております。下記のようなことでご心配、お困りの方は、ご遠慮なくご相談下さい。
①医療・介護の費用や経済的問題でお困りの方
②診療・治療に関する心配、悩みについて
③通院、入院、転院、退院について
④職場復帰、社会復帰について
⑤障害者手帳、障害年金など、社会福祉制度について
その他についても、お気軽にご相談ください。医療ソーシャルワーカーが随時対応致します。
当院は、災害時における透析医療の基幹施設として設備を備えております。
~災害時の備え~
・自家発電設備の設置
・貯水槽の設置
・ビジネストランシーバーを活用した
地域連携
・JHAT(日本災害時透析医療
協働支援チーム)3名在籍
災害対策マニュアルの作成や
災害想定訓練を行い
災害から患者さんを守れるよう
ハード面・ソフト面の両面から
災害対策に取り組んでいます。
臨床エ学技士は1987年5月に制定された「臨床工学技士法」で定められた国家資格です。医療技術の国家資格の中では比較的新しく、法律では、「臨床工学技士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う事を業とする者をいう。」と定められています。
〇透析業務
〇医療機器の保守・点検・管理
慢性腎不全などの患者さんに「ダイアライザー」と呼ばれる人工腎臓を通し血液を体外循環させ、老廃物や余分な水分を取り除く治療を行なっています。
臨床工学技士は医療機器の保守管理はもちろんのこと、透析機器に接続するために血管に穿刺しています。
現代の医療の目覚ましい高度化のなか、確かな技術で患者さんに安心・安全な透析医療を提供します!
当院の臨床工学技士は日々の穿刺業務においてもより高いスキルを得られるよう学び、精進しています。穿刺技術の向上は大きなやりがいに繋がります!
医療機器のメンテナンスも研修制度があり、安心して知識・技術の習得ができます。
患者さんとの関わりも深く、少しでもQOLが上がるよう様々な治療相談をし信頼関係を築いていきます。
ドクターをはじめとした他職種(コメディカル)との連携も重要な業務です。
専門性を活かしながらも、コミュニケーションを取りチーム医療で一人一人の患者さんへ医療を提供します。
通常透析業務後(就業時間内)には臨床工学技士の専用室に集まり、患者さんへの治療のミーティングや業務改善についての話し合いなども行なっています。
透析治療中に必要なルーチンワーク(スッタフ業務)をシステム化し効率的に行なうことは、従来の「時間を失う手書き作業」とくらべ医療事故の防止に繋がります。そして何よりも、患者さん一人一人と対話し接する時間を生み出し、これまで以上の看護ケアに還元することを目指しております。
当院では2014年より、日機装社製透析通信システム(FutureNetWeb+)を導入し安全性の向上に日々努めております。
人工腎臓装置とコンピュータシステムを連携させ、医療の電子化を強力にサポートしています。
このFuture Netシステムは、透析療法の安全性向上と、病院スタッフが患者さんと接する時間をより多くするために開発された透析通信システムです。
(各画像をクリックするとPDFが表示されます)