幅広い年齢層の先輩からの
的確なアドバイス。
臨床工学技士 7年
普段のお仕事は?どんな職種でどんな職業を行っていますか?
臨床工学技士として透析室に勤務し、人工透析治療の開始業務(穿刺・機器の操作)と終了業務(抜糸・止血)をはじめ、機器の日常点検やメンテナンス、シャントエコー検査、透析用水の水質管理などを行なっています。
何年ほどお仕事をしていて、
どんなキャリア・経験をされてきましたか?
勤続7年目で、これまで人工透析治療と治療に関わる機器のメンテナンスと透析用水管理、シャントエコーなどを経験しました。
どんな時に今のお仕事のやりがいを感じますか?
機器のメンテナンスや透析用水の水質管理などを的確に行なうことで、安全な治療を施行出来ている時にやりがいを感じます。
仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください。
透析治療を通じて患者さんと対話し施術する中で信頼していただけたことがうれしかったです。
仕事をしていて大変だったエピソードと、それをどうやって乗り越えてこられたのか教えてください。
当院の建物が移設する際は大変でした。通常業務をこなしながら移設に向けての機器の移動、患者さんへの説明、事務処理、業務内容の変更など対応に追われました。先輩や後輩と業務を分担しフォローしあうことで乗り越えられました。
先輩や同僚から学んだことはどんなことですか?
業務に関わる技術面で、穿刺の技術や機器のメンテナンス、シャントエコーなど多くのことを学びました。
仕事の上で心がけていることは何ですか?
業務上、対応に急ぐ場面が多くありますが、そのような状況下でも一つ一つを丁寧に安全に施行することを心掛けています。
新人の方へメッセージをお願いします。
臨床に出ると、技術や知識、コミュニケーション能力が必要となります。当院はスタッフの年齢層も幅広く様々な角度からアドバイスを受けることが出来ます。
諦めるのは簡単だけど、
頑張ってみたら何か変わる。
看護師 21年
普段のお仕事の内容は?どんな部署でどんな業務を行っていますか?
病棟で入院患者さんが安全安楽に過ごすことができるようサポートしています。
バイタルサインの測定や点滴などの投薬、清拭、食事の介助など多岐にわたります。
高齢の方も入院されているので、危険のないように努めています。
何年ほどお仕事をしていて、
どんなキャリア・経験をされてきましたか?
21年が過ぎました。高校を卒業後、看護助手として入職し翌年から2年間、仕事をしながら准看護師の学校で学び資格取得後、長年透析室看護師として勤務してきました。その間、分院の立ち上げも経験させてもらいました。4年程前に正看護師資格を取得。今年から病棟看護師としてさらなる経験を積ませてもらっています。
どんな時に今のお仕事のやりがいを感じますか?
傷が悪化して入院された方が、毎日処置を行ったことで徐々に良くなったのちに笑顔で退院される時など、状態が良くなっていく様子を見ると、患者さんの笑顔が増えていくので、そこにやりがいを感じています。
仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください。
数年前、透析室看護師の時に受け持ちの患者さんが腎移植に成功し、透析を離脱することができた事がありました。
後日挨拶にお見えになった時、今まで見たことのない明るい表情でお話しされていて、自分のことのように嬉しかったことを今でも覚えています。
仕事をしていて大変だったエピソードと、それをどうやって乗り越えてこられたのか教えてください。
引き継いで受け持った患者さんと、なかなか打ち解けられなくてお互い涙した事がありました。上司に「私じゃダメなので受け持ちを変えてほしい」と頼んだ程でした。上司からは「受け持ちを変わることは簡単だけど、もう少し頑張ってみては?」と言われ、その後からしつこい程患者さんと会話をするようにしました。だんだんと信用してくれるようになり、現在では頼りにしてもらえるようになりました。あの時受け持ちを変わっていたら今でも信頼されていなかったのかもしれません。
先輩や同僚から学んだことはどんなことですか?
諦めずに頑張ることが大切という事ですね。
点滴が入らなくて失敗が続いても「なんとかなるよ~」と励ましてくれたり、頑張って資格試験に合格した後輩をみると、私も頑張らなきゃなって思わせてくれます。
「諦めるのは簡単だけど、頑張ってみたら何か変わる」そんな事を学ばせてもらいました。
仕事の上で心がけていることは何ですか?
笑顔でいる事と、話をよく聞くことです。私が暗い顔をしていたり、怒ったような顔をしていれば患者さんも笑顔にはなりません。
私が言いたいことだけ言って去ってしまえば、患者さんが何を言いたいのか理解することはできません。
患者さんだけではなく、一緒に働くスタッフにも気持ちよく仕事ができるように「いつも笑顔で」を心がけています。
新人の方へメッセージをお願いします。
当院は、学ぶこと、子育て世代など様々なことで理解のある病院です。働きながら勉強する大変さを経験している先輩方も大勢いますし、小さい子供を育てながら働いているスタッフもいます。いろいろな事を経験しているからこそ、気付いて助けてくれたり支えてくれる優しいところなので、不安なことがあれば何でも相談してみてください。きっと優しく手を差し出してくれると思います。一緒に頑張りましょう。
分からないことは
どんどん聞くように。
看護助手 1年
普段のお仕事は?どんな職種でどんな職業を行っていますか?
透析室にて看護助手の仕事をしています。患者さんの車椅子補助、ベット移動介助、トイレ介助、オムツ交換、ベッドメイク、シーツ交換、看護師のサポートなどです。
何年ほどお仕事をしていて、
どんなキャリア・経験をされてきましたか?
12年サービス業を経験したのち、看護助手を15年しています。葵セントラル病院では1年が経過しました。
どんな時に今のお仕事のやりがいを感じますか?
体力仕事なので汗だくで走り回っている時や、患者さんが何事もなく帰宅された後のベッドメイクがすべて終わったフロアーを見た時。患者さん、スタッフに感謝された時。
苦手な仕事が一つ一つ出来るようになってきた時。
仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください。
患者さんから「ありがとう」「今日は居たから良かった」と声を掛けていただいた時。先輩から一人でも出来るようになったねと言われたこと。
仕事をしていて大変だったエピソードと、それをどうやって乗り越えてこられたのか教えてください。
ベッド上でオムツをしていない状態での排便処理は毎回大変です。患者さんの数が多く、名前記入を間違えてしまった時は大変なミスをしてしまい、かなり落ち込みました。ミスをしたことを次にはミスしなくなるよ、慌てなくていいよ、と先輩に励ましてもらいサポートもしてもらいながら乗り越えています。
先輩や同僚から学んだことはどんなことですか?
仕事のノウハウもありますが、助け合いと信頼関係の作り方です。悩みごとなどたくさんの話を真剣に聞いてアドバイスを必ずくれる心の広さ。
仕事の上で心がけていることは何ですか?
看護師のサポート業務なので足でまといにはならないように心がけています。わからないことをそのままにしないで、今更でもどんどん聞くようにしています。どうやったら早く仕事が出来るか。なるべく笑顔で接するように心がけています。
新人の方へメッセージをお願いします。
身体への負担が大きいため体力的な不安や覚えることも多いので大変ですが、その分やりがいがあり働くことで身に付けられる知識がたくさんあります。わからないことや不安に思うことは先輩に聞けば優しく教えてくれる環境です。私もまだまだなので一緒に頑張れたらと思います。
「嬉しい」と患者さんに
言ってもらえる喜び。
透析室看護師 4年
普段のお仕事は?どんな職種でどんな職業を行なっていますか?
透析室でフロアにて穿刺・チェック・注射づめ・聞き取りなど。
ナースステーションにて責任番業務。
検査係・リハビリ係・救急カート係。
何年ほどお仕事をしていて、
どんなキャリア・経験をされてきましたか?
透析クリニック、一般病棟・外来を経験し・7年の産休・育休を経て現在に至る。
どんな時に今のお仕事のやりがいを感じますか?
透析看護はただ透析を回すだけではなくエンドレスケアが必要で、様々な合併症がある患者さんばかりのため、経験してきた知識や技術を生かせた時。
仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください。
当日の受け持ちは毎日違うため「本日の受け持ちです」とあいさつをした時、笑顔で「待ってたよ」と言われた時、患者さんと信頼関係が築け「(私が)受け持ちで本当に良かった、支えられている」と言われた時。
仕事をしていて大変だったエピソードと、それをどうやって乗り越えてこられたのか教えてください。
下の子供が2才の時に入職して両立が大変だった。夫の協力、職場の理解があり、子供たちも少しずつ心身共に成長して、私が乗り越えたというより、周りの人たちが居たからこそだと思っています。
先輩や同僚から学んだことはどんなことですか?
今だけ、目先のことだけ考えず、エンドレスケアの大切なことは患者さんのもっと先にあることを考えて点と点をつないで線で考えられるようになろう。一人で抱え込まず、周りにしっかり頼って患者さんにベストな医療を提供しよう。
仕事の上で心がけていることは何ですか?
誠意を持って接する。看護の基本を忘れない。会話の中にあるヒントを見逃さない。笑顔。他職種との連携。自己判断せず相談してベストな答えを出す。
新人の方へメッセージをお願いします。
一般医療とは違い、退院がゴールではなく、長期に渡って関わる特殊医療だけど、長期的包括という面での魅力があるので、一緒にがんばりましょう。
日々心掛けているのは
看護の基本を忘れないこと
透析室看護師 5年
普段のお仕事は?どんな職種でどんな職業を行っていますか?
看護部に所属しており、透析室で透析業務に従事しています。また、フットケア係として足病変の悪化を未然に防ぐことのできるよう、日々患者さんの足を観察し、ケアに努めています。
何年ほどお仕事をしていて、
どんなキャリア・経験をされてきましたか?
看護学校を卒業し、新卒で葵セントラル病院に入社しました。
どんな時に今のお仕事のやりがいを感じますか?
患者さんは透析治療をする上で大変な思いもする中で、希望された看護対応ができた時、患者さんの笑顔が見られた時、患者さんや同僚スタッフに感謝された時です。
仕事をしていてうれしかったエピソードを教えてください。
透析治療に不安を抱えている患者さんがいる中で、「話を聞いてくれてありがとう」「あなたとお話しできて気持ちが楽になった」と言っていただけた時は、患者さんの気持ちに少しでも寄り添うことができたのかなとうれしく思います。
仕事をしていて大変だったエピソードと、それをどうやって乗り越えてこられたのか教えてください。
トラブルが起きた時は悩んだり気持ちに余裕が無くなることもありますが、先輩方に話を聞いてもらい、アドバイスをもらったり、すぐに相談できる環境があるので、今まで乗り越えてこれたのだと思います。
先輩や同僚から学んだことはどんなことですか?
看護師として医療に対する考えや心構えです。
患者さんに平等な看護を提供する姿勢を日々先輩方から学んでいます。
仕事の上で心がけていることは何ですか?
業務におわれ看護の基本を忘れないよう心がけています。
患者さんの身体状況の変化に早く気が付けるよう、日々の目標とした看護を心がけています。
新人の方へメッセージをお願いします。
透析治療は医療の中でも特殊分野で大変なことも多くありますが、その分、達成感を日々感じることのできるやりがいのある仕事だと思います。透析をしながら生活を送る患者さんの精神的サポートができるよう、一緒にがんばりましょう。
男性職員の育児休業取得促進に取り組んでいます
取組状況について
(1)男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
女性の割合が多い職場であり、育休取得率も女性は100%である反面、男性の育休取得者はおらず、取得しづらい雰囲気があったと思うので、男性の育休取得のハードルを下げたいと考えていた。
(2)男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
男性職員の配偶者の出産を知るのが出産後になってしまうため、結婚の申請があった時点で育休についての案内をするようにした。
(3)取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
育休取得の男性職員の上司の理解が得られるかと危惧していたが、存外抵抗なく申請を受け入れてくれたので柔軟な考え方をしてくれたことを大変ありがたく感じた。
(4)取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
担当患者の振り分けを早期に行った。他の業務は前任者が担当したり業務の振り分けを行い、スタッフの負荷軽減を図りながら対応した。
(5)定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
取得した人がいるという事を皆に知ってもらう事が大事かと思う。一人でも取得した人がいると知れば、今の社会情勢も相まって取得する人が次に続きやすいと考える。
実際に育児休業を取得したスタッフの声
(1)育児休業を取得したきっかけ
自分たち夫婦の両親が共働きで、親の協力を得ることも難しく、3人目の出産となると妻一人で子供の面倒を見るのは難しいと思い、育休取得を考えた。
(2)育児休業を取得して良かったこと
家族の時間をしっかりとれて子供と向き合う事が出来た。子供の精神面で心配もあったが、親が二人いることで不安なく楽しく過ごせたかと思います。日頃から家事と育児をやってくれていた妻の苦労を知り、感謝の気持ちでいっぱいです。様々な問題を二人で共有し乗り越えられたことは良かったと思います。
(3)育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
マニュアルの改定とデータ管理においては簡素化を心掛けて、誰でもできるような状態で引き継ぎをした。
(4)育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
物事を客観的に見ることが出来るようになった。肩の力が抜けて、より責任感がついたと思う。
(5)これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
男性は仕事をして当たりまえだと思っている方がいらっしゃるのであれば、それは間違いです。その言葉に縛られてはいけない。頑張りすぎては苦しいだけです。少しでも家族と過ごす時間を大切にしてください。